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The Original by Sun&Moon
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2006年 07月 22日
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by natue21
| 2006-07-22 02:22
2005年 07月 31日
監督:五社英雄
出演:中代達也 夏目雅子 夏木マリ 内容:時は大正四年。"鬼政"こと鬼龍院政五郎は、飛行機や相撲の興行、労働争議の調停などで男をうる土佐の侠客だった。松恵はその鬼政の養女として花子とともに育つ。大人になった松恵は、任侠の世界から遠ざかるように教師となり結婚するが、実家の抗争に巻き込まれ、夫を失ってしまう。やがて、鬼政一家に世の大きな波が襲いかかり…。 宮尾登美子原作の同名小説を、五社英雄の監督で映画化。一世を風靡した「なめたらいかんぜよ」の啖呵も勇ましい、夏目雅子の美しさと圧倒的な存在感が素晴らしい。(DVDirectより) 美人薄命の体現者である夏目雅子の代表作。 パッケージがアレな感じですがピンク系映画じゃないですよ。 唯一疑問が残るとすればって、その題名ですよ。 主人公で、語り部である鬼政の養女、「鬼龍院松恵の生涯」ではなく、何故「鬼龍院花子の生涯」なのかって凄い疑問なんですほんともう。 それはともかく、鬼政って凄い不埒な親分ったら、妾と女房を同じ家に置いてるんですよ男冥利に尽きるってもので、今の時代が一夫多妻制だったらそれはそれで面白いと思う傍観者的には。 映画に出てくる姐さんの着物の着こなしが格好良いので必見とか云ってみたいお年頃なわけです。 お太鼓ではなく、男の人も結ぶ「貝の口」の形に帯を結んで、衣紋を拳二つぶんくらい取ってほんともう色っぽい女が着物を纏うと無敵なんです邪な雅的に。 実子花子と養女の松恵の着物の着こなしが対照的。 松恵は地味でない程度の上品な着物の色、柄、を選んでいるのに対し、花子は頭にリボンを掲げて常に晴れ着姿で飄々としている。互いの位置に対する感情の交錯はほとんど描かれないが、相手が夏目雅子ってだけで勝てる気しないんだもの、許婚になるはずだった活動家も松恵のものだしって。 そしてなつかしの映画ハイライトで登場するあの名台詞に例に漏れず感慨なんです。 松恵は夫の実家の仏前で「ヤクザの娘!」「息子が死んだのはお前の所為だ!」と罵倒され、遺骨の分与を赦されなかった。 堪えきれぬ松恵は仏前に進み出て、夫の遺骨を奪い取り、それを阻止しようと出てきた夫の親類達を顧みて云う。 「お前等何しよる。わては高知の侠客鬼龍院政五郎の、鬼政の娘じゃき、なめたら、なめたらいかんぜよ」 小説には上記の台詞は存在しなかったようで、本当は松恵が誰も居ない時を見計らって夫の遺骨を少し持ち去ったそうです。 だけど、悲壮な瞳を見開いて啖呵を切る鮮鋭な迫力と美しさその十秒のために私TUTAYAに赴いたわけなんです。 TBさせて頂いた「鬼龍院花子の生涯」関連記事⇒海の上のピアニスト様/一世紀以上に渡る因縁様 #
by natue21
| 2005-07-31 20:49
| 邦画/着物関連
2005年 07月 20日
監督:オリヴァー・ストーン
出演:ウディ・ハレルソン ジュリエット・ルイス 内容:運命的に出会ったミッキーとマロリー。2人は手始めにマロリーの両親を惨殺し、さらにルート666を疾走しながら無差別殺人を繰り返す。その非情で残忍な殺戮の数々を、マスコミは我先にと報道し続ける。犠牲者総数が52人となった時、遂に2人は逮捕されて刑務所に送られる。ところがマスコミが煽り立てた影響なのか、この大量殺人鬼たちは若者たちのヒーローになっていた。そして獄中のミッキーへの生中継のインタビューが行われるが…。(DVD irectより) なつえがこの映画を大好きだというと驚かれます何でだってうっとりするんだって。 セックス・暴力・ピカレスクロマンをアメリカン風にポップコーン投げ飛ばしながら賛美するも良しだけど、この映画はピカレスク的な面じゃなくてもの凄くロマンチックに観てしまう自分が居ますっていずこへ。 いきなり物語終盤に飛ばせてもらいますとね。知恵の働く我等がミッキーは彼の名言「俺は生まれながらの殺人者だ」により、囚人を感応させ刑務所の暴動を喚起、しかしその深意とは混乱に紛れて恋人のマロリーを助けに行くということだったんですからこれをロマンチックと云わずして何を云うっていろいろ云うけどほんと、うん。 もう一度云いますと、 殺伐とした状況を跋扈して恋人を助けに行く。 堪らぬですよ何この素敵設定は。ライフル片手にピカレスクがニンフォマニアを助けに行くんですよって感涙すらしますってばってこってす。 何がいいって二人のいる車や部屋の窓に唐突に全然別の清涼な映像がジャンキー幻惑ちっくに挿入されたり、アニメーションや実際のニュース映像を混入したりPVちっくなカメラ目線や荒い画像でリアルと虚構を曖昧にする映像の見せ方一つとっても面白過ぎなんですけど、注目すべきはマロリーのキャラ! 少女ちっくで華奢な姿態、色白で顔立ちも可愛いのにミッキーより暴力的で腕っぷしがいいってリアルなんですってジュリエット・ルイス。 マロリーが独房で唄いながら、ふいに憮然としてこちらを向き、カメラ目線のまま独房の扉まで疾走して思いっきし額を強打して失神するシーンがあるんですが、その数秒のシーンが彼女の猟奇っぷりを表してて呆気にとられて最高。 まるで動物園の虎が自分のことを猫を視るみたいな目で安心しきって傍観する客に切れたみたいな反抗心満載で凄くカッコイイし、今まで独房の覗き窓に渾身の頭突きを行うヒロインなんて居たかいって大注目どころなんですけどほんと。 んでそんなアナーキーな女を助けるミッキーは、序盤は禿げ上がった額の辺りが気になって仕様がなかったんですけれど、頭を剃ったら別人のようにかっこ良いので額が気になる方はいっそ坊主にすればいいんですって推奨。だって私の好きな外人はシド・ヴィシャスが不動の1位なんですけどそのランクに食い込んだりしたんだってばです閑話休題。 暴力的な表現で釣るようなB級映画ではなく、ロマンチックでアートなエンタメ映画なんですが模倣カップルの一味に加わらないように気をつけたいですねって今はもう90年代じゃないですって疾走も減速するべきの郷愁に一枚どうぞ。 TBさせて頂いた「NBK」レビュー⇒爆裂BLOG様/しーの映画たわごと様/MOVIE SHUFFLE様 #
by natue21
| 2005-07-20 01:53
| 洋画/ピカレスク
2005年 07月 16日
著者:豆千代
発行:株式会社小学館 内容:モダン着物のカリスマ豆千代の最新スタイル・ブック。 東京杉並区に二階の店舗を構えるアンティーク着物ショップオーナー豆千代がアンティーク着物、豆千代オリジナル着物の大胆コーディネイト、他では教えてくれない着こなしのコツを余すとこなく紹介している。有名アーティストのコラボ記事、写真も多々。この一冊が教えてくれる「ハイセンス着物ライフ」 いや、ほんと、最近着物関連の書籍は良い意味で常識を打破してくれててんで新機軸を構築してくれてて初心者の背中を押してくれる本が多いのはミジンコなつえには嬉しいことだなもって。 これを観たら、「最近気分はミジンコ」ななつえのローパワーが昇華されたのですよ瞳で星屑明滅させそうなくらい行き場から溢れる乙女心満開ですってどうしよう。 凛呼とした美人がお行儀良く背を正してるよくあるお堅い着物本とは太い線で一線引きまくって一周しそうな勢いっぽいですってば。 まずアンティーク着物好きでは知らない人はいないでしょう豆千代さん。 着物に洋風のヴィヴィットな帽子を合わせたり、半襟をフリフリレースで飾ってるのに全体のバランスがこれでもかってほどにしっくりきてるウエットがあるっていうことなんですよ。 で、なつえはMY LIVEのお給料をごっそり着物につぎ込もうと決めましたってば着物新調致すんですってなら。 まず着物!夏着物はやっぱりじゃぶじゃぶ洗いまくりたい洗濯願望まるっと!絽の着物! この着物に合わせる帯を三時間くらい探しまくりですって。 んで帯はスカートの模様にありそうなこんな模様の半幅帯を見つけましたって。しかもリバーシブル。半幅帯って用途が広いし軽いし帯板ナシでもいけるから初心者用に最適だし、上記の本では半幅帯の上級テクまで紹介されてるんだから必見とか云ってみたいのってこってす。 洗える絽の着物 4,500円 きもの倶楽部 リバーシブル半幅帯 2,800円 着物リサイクルーりさいくる工房紗ゑ羅 TBさせて頂いた「アンティーク着物」関連⇒①/② #
by natue21
| 2005-07-16 02:33
| 本/着物関連
2005年 07月 15日
脚本:関本郁夫
出演:古谷一行 名古屋章 藤木直人 木内美穂 内容:終戦直後、金田一耕助は戦友の鬼頭千万太の訃報を知らせるために、千万太の故郷である獄門島を訪れる。この島に向かう途中、船内で知り合った了然和尚に案内され、鬼頭家を訪れた金田一は、千万太の三人の妹たち、月代、雪枝、花子を紹介されるが、「俺が生きて帰らなければ、三人の妹たちが殺される…」という千万太の最期の言葉が気になる。しかし、千万太の通夜の晩、彼の予言通り、花子が無惨な死体となって発見された…。'76年に公開された「犬神家の一族」に始まる横溝正史ブームの中、毎日放送系で放映された「横溝正史シリーズ」の秀作ドラマである。本シリーズの顔というべき、古谷一行演じる金田一耕助をはじめ、横溝ドラマを彩るキャスティングも毎回楽しみなシリーズ。血塗られた怪事件の真相は如何に…。 (DVD irectより) 舞台は昭和二十一年ステキズム。 獄門島という名前の由来はその昔流刑された罪人達が労働がてら子供なんか作っちゃったりしてそれでその子孫達が集落を形成したりなんかしちゃったりしてのことらしいですよ。近しい血縁(フロム罪人)で構成された島人口なんてインモラルで岩井志摩子の小説に出てきそうじゃありませんこと。 このドラマで注目すべきは事件の全容よりも物語前半を陣取る常にハイテンションで躁具合全開ケセラ・セラの月雪花の三姉妹ですことよ。中原淳一の叙情画に出てきそうな華やかな着物を纏って派手な帯を締め、括らぬまま背中まで流した長い髪を造花やリボンで飾ってるなんて戯画ちっくないでたちでステキですってば。 三姉妹を紹介いたしますことよってさ。 無邪気な笑顔で有邪気に姦しくあどけない色香漂う美人三姉妹の着物の着こなしばっかりに眼が行きますよ。 派手な大柄の着物にこれまた派手な帯をお太鼓に締め、長い袂を華奢な腕に巻きつけちょこちょこする様は蝶々風でステキざますのほんと。 昔の着物って今の着物より袂がはるかに長くて断然可愛い。今売られてるアンティーク着物は現代用に袂が短めに直されているのだわって、そうしないとちょっとしゃがんだ時ひきずっちゃうからだってもよ。 「昭和モダンキモノ」の叙情画の少女達が纏う着物も袂が長いんだけど三人姉妹は叙情画から抜け出してきたようなは非現実性があるってのは映画だからかいってことで。 なんてちょこちょこ走り回りながら放言する花子さんはとても葬式の日とは思えないいでたちでこの後殺されちゃうんだってば。 んでよく観ると死体の腹部が上下してるのが目に付きますのはどうしよう。 んで全然レビューとかしてないので事件中の俳句とかこんなんです。 「鴬の身をさかさまに初音かな」 「むざんやな冑の下のきりぎりす」 「一つ家に遊女も寝たり萩と月」 姉妹の衣装の他注目したいのは髪型。結い上げないで流しているのですよんで華とか挿してるのがいとよろし。 なんか岩井志摩子の小説の中の妖艶な着物少女がこういうイメージなんだよね。 昭和初期のご婦人はダンスパーティーなんかなさる際、庭の生花を手折って髪に挿したそうですよステキズムですって。 んでなつえも今夏の浴衣姿には花を挿そうってことで造花の髪飾り買ってきたんですって明らかに間違ったギャルちっくで根本的にあれなんでまずは頭に挿す生花を育てることから始めませんかってことで。 TBさせて頂いた「金田一耕介」関連⇒① TBさせて頂いた「アンティーク着物」関連⇒① #
by natue21
| 2005-07-15 02:38
| 邦画/着物関連
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■ 玉蟲。
名前:なつえ
年齢:21 地域:東北 職業:売ったり 趣味:和風 歌手:椎名林檎・矢井田瞳 ブランド:gouk h-NAOTO たまむしバナ ■ カテゴリ
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